Blog 20150807


急に、Holbeinesque っぽいジュエリーとか、中世ロマネスクとかゴシックっぽいというか、そういうものを作ってみたくなって、ちまちま作画しているところです。

 

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まだ、完成には程遠いのですが・・・・・

もともと「ホルバイネスク」様式と呼ばれるタイプのジュエリーが好きで、そこへうっかり、「TUDERS」という2008年ごろのテレビシリーズを一生懸命見てしまいました。

なかなかに、エログロシーンがてんこもり。 内容はヘンリー8世の生涯です。そりゃあそうなりますねぇ・・・・。

 

でも、お衣装や装身具がとってもすてき。

 

というのはおいといてですね・・・

 

この2つのパーツからなる(ペンダントになる予定の)物体ですが、土台がシングルサーフェスという形状で作っています。
つまり「一枚面」ということなんですが、下の写真でいうと、左の物体が上の写真と同じもの(シングルサーフェス、
右がポリサーフェスといいまして「たくさんの面からできている物体」で、作成の仕方からして最初の一歩から違います。

 

 

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でもどうですかね。

パッと見て、違いなんてあんまりないですよね。
右のポリサーフェスは、このブログの為だけに作ったので、ほんとに20分ぐらいで左のオリジナルをまねて描いたものです。
だからすごくテキトーです。もっと時間かければ、もうちょっと左とそっくりに作ることも可能です。

だから違いなんてあんまりないし、人によっては「右のほうがなんとなくいいじゃん」と言われるかもしれません。

 

違いは、「ワイヤーフレーム」という、Rhinocerosの制作画面をみるとわかります。

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左のほうが黒っぽくて、右はとてもシンプルです。

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さらに、左のペンダントもどきには制御点というものが付けられます。右には付きません。

 

 

 

これが何を意味するのかというと、点を選択して動かせば、物体の形状を変えることができます。

・・・・・・・・・・・・だから何?って感じですよね・・・・・・

私もそう思います。

・結局のところ、パッと見て、「かわいい」かどうか、「気に入ってもらえる」かどうかが重要なんだしなあ・・・・とか
・しかも左のほうは、くよくよと悩みながら、ちまちまと描くもんだから、やたら時間かかるし・・・・
・できたらできたで、メッシュにしたらとんでもないエラーが発生していた(シェルが15個あるとかね)・・・・とか
・さらに、完成したら、やたらと重い・巨大なサイズのデータになってて、業者さんのサイトにアップロードできないとか・・・・。

だったら右の20分でできる作図方法で作れば、確実だし、いいじゃない・・・と・・・

 

 

それでもですね・・・・

やっぱり、一番初めに頭の中で「こういう感じのものが作りたいな」と思った時に、もう自動的に左のシングルサーフェスの方法で描けないかどうか、考えるところから始まるんです。

 

それから、「これはどう考えても右の、比較的簡単な方法で描いたほうがむしろキレイだろう」とか、
お客様の注文品であったりする外的な要因を考慮にいれたりとか、
または、作図し始めて、「これは無理だな」と気づいて、急きょポリサーフェスで作り直すことも多々あります。

 

それでも、この「シングルサーフェスで作ろうとする」訳を「制作者としてのエゴ・こだわり」的なものとして片づけてしまえないのです。
もちろんエゴもあるし、その他にも理由はいろいろあるのですが・・・・

 

これは、1つには、「オリジナルを製作できる(かもしれない)」という可能性を高めるステキな要因になってくれるからなんですね・・・(↑あくまで個人の感想です)。

 

これは、私のように、「インスピレーションが湧き出る天才ではないことは確か。いやむしろ結構アタマ悪いんじゃないかなあ・・・努力もあんまりしないし、めんどうくさがり、でもせっかち」 みたいな人間には、すごく助かるし、意味があることなんです。
そして、この作図方法を使うと、クリエイトするということがすごくエキサイティングな感覚として実感できます(←あくまで個人の感想です。ポリサーフェスで作っても感じるときは感じますし・・)。

 

さて、この作画方法ですが、すぱらしいRhinocerosのプラグインを導入しなければ、少なくとも私には難しくて作成できません。
ご興味のある方は、当サイトの「リンク」より「EVANCE DG」様のサイトへどうぞ。

 

 

 

今後ともよろしくお願いいたします。